
レンズレビュー、今回は「EF35mm F2」です。
この製品は非L仕様の単焦点レンズ、いわゆる「並単」と呼ばれているカテゴリー。
その中でもこの「EF35mm F2」は、非球面レンズや低分散レンズなどの特別な硝材を使わず、
USM仕様でもない、まさに「並」な単焦点レンズです。
そんな仕様からすると、写りも余り期待できない感じですが、あに図らんや
無理の無い設計のためか、とても素直な描写をしてくれます。
フルサイズでの35mmはごく自然なパースが得られ、スナップショットには最適。
絞り開放からでもかっちりとした描写が得られ、ボケもそれなりに綺麗です。
そして25cmの最短撮影距離は、ちょっとしたクローズアップなど、何かと便利。
難点は、絞り羽が5枚のため点光源が五角形になることと、USMではないいわゆる「ジーコレンズ」のため、
AF速度がやや遅いことでしょうか。
約20年前の設計ですが、写りに関しては決して古さは感じさせません。
仔細に見れば荒もありますが、価格から見た性能はコストパフォーマンス抜群。
小型軽量のためカメラバッグの片隅に納められ、携帯性も◎です。
APS-Cサイズカメラでは約56mmの焦点距離となり、標準レンズの画角に。
スナップショット用レンズとしては、最適な一本です。
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今月購入したカメラ雑誌は、「アサヒカメラ」「CAPA」「カメラマン」「デジタルカメラマガジン」。 この中から気になった記事を。
どの雑誌でも特集で取り上げているのが、キヤノン「EOS 5D Mark III」。 それぞれのタイトルを並べてみると…
- MarkIIIは、ズバリ超良質フルサイズだ!! (CAPA)
- 全身全域、正常進化 (カメラマン)
- ”超高機能な”フルサイズ機 (デジタルカメラマガジン)
- 着実な進化をとげた3代目のEOS 5D (アサヒカメラ)
そして各記事の内容を要約すると、
- 技術の進化によるマージンを「画素数」ではなく、「高感度」や「高速連写」に振り向け、トータルバランスを追求した、
フルサイズ一眼レフカメラの名機
- 「これぞ革新!」と呼べるような突飛な機能はないが、カメラの基本である「画質」「機能」「操作感」など、
あらゆる面で大幅な進化を遂げた「円熟の上級機」
- 数値的な進化だけを追い求めたカメラではなく、使いやすさや表現に対する「深化」を目指した1台
- 画素数に大きな変化はないが着実に高画質化を進め、低ノイズや豊かな階調性など、高品位な画質が期待される
など、どれも「EOS 5D Mark III」は、画素数番長のカメラじゃないぞ、と書いています。
一方で各雑誌とも別記事ではライバルのニコン「D800」も特集しており、そこでは「3630万画素の超高解像感が
非常に素晴らしい!」と絶賛しています^^
まあカメラ雑誌の記事には、多分にメーカーの「提灯記事」的な部分もあるので、鵜呑みにするのもどうかと思いますが、
それでも両機の特徴がよく表れているのではないでしょうか。
つまり簡単にいえば、高感度の「EOS 5D Mark III」対、高画素の「D800」であると。
面白いのは、これまでの「EOS 5D Mark II」と「D700」の関係とは正反対の立場になっていること、
そしてそれぞれのユーザーの多くが、逆の機種の登場を望んでいることでしょうか…
「無いものねだり」と言ってしまえばそれまでですが、両者とも逆の位置付けのカメラがもう一機種あれば、
市場も活性化し結構面白くなるのではないかと思います。
いずれにしても、「2強」と呼ばれお互いをライバルと位置付けているキヤノンとニコンには、
これからも魅力的なカメラを作り続けてもらいたいと思います。
デジイチで撮った、横浜や鎌倉の写真を公開しています。
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ちょっと更新の間が空きましたが、趣向を変えて手持ちレンズのレビューを。
今回は「EF20mm F2.8 USM」です。
この製品はEFレンズの中では「単焦点超広角」に分類され、対角線方向の画角は94°。
これは、標準レンズである50mmの2倍の広さで、目に映る景色が全て入ってくる感じです。
描写力については、中心部は絞り開放からかなりシャープで、一段絞るとほぼベスト。
一方周辺部はF5.6辺りまでは、やや甘い印象です。
周辺減光は割と目立つ傾向にありますが、これもこのレンズの味かと。
超広角レンズでありながら歪曲も少なく、都市風景の撮影にもぴったりです。
発売開始が1992年と古めですが、Lレンズにも引けを取らない描写力。
絞って被写界深度を稼ぎ、シャープネスをやや上げてやると、気持ちのいいワイド感が楽しめます。
ワイドズームのレンジに入ってしまうためか、余り人気の無いレンズですが、
広角好きの自分にとっては、欠かせない一本となっています。
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Tags:#EF20mm F2.8 USM

2月8日、ペンタックスからミラーレスカメラ、「K-01」が発表されました。 (発売は3月中旬)
このカメラはKマウントを採用し、既存のレンズがそのまま使用できるというのが特徴。
因みに今まで発売されたレンズ交換式ミラーレスカメラは、その全てが新しいマウント規格で設計されています。
- パナソニック、オリンパス: マイクロフォーサーズマウント
- ソニー: Eマウント
- ニコン: ニコン1マウント
- 富士フィルム: Xマウント
- ペンタックスQ: Qマウント
ミラーレスカメラはその名の通りミラーボックスを省くことで、フランジバックを短くでき、
その結果ボディの薄型化・小型化をメリットとしてきました。
しかしフランジバックが短くなったことによって既存のレンズが使用できなくなり、マウント自体を新しく設計することに。
結果レンズも新たに設計することになるため、総じてレンズのラインナップも少なめです。
ところがこの「K-01」はKマウントを踏襲したため、既存のレンズがそのまま利用できるというメリットがある一方、
フランジバックが従来のカメラと同じため、厚さはそのままに…
しかし著名なインダストリアルデザイナー、マーク・ニューソンが手がけたボディは、その厚さをうまく利用して、
シンプルでモダンなデザインに仕上がっています。
(因みにこのニューソン先生、味の素のボトルなどもデザインされているそうです)
そのボディデザイン、最初に見たとき(特に黄色のボディ)には、エッ!?と思いましたが、
40mmの超薄型パンケーキレンズを装着したその姿も、見慣れてくるとカッコよく見えてくるから不思議です。
(おっとこれは、ペンタックスとマーク・ニューソンの術中に嵌ったか…^^;)
ペンタックスはこれまでにも、100色展開の「K-x」、120色の「K-r」であっと言わせたり、
手のひらサイズのミラーレス「Pentax Q」でカメラファンの心を惹きつけたりと、目が離せないメーカー。
この「K-01」も、デザインにこだわるユーザーからは、きっと支持を受けることと思います。
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3月9日、キヤノンからコンパクトデジタルカメラのフラッグシップ機、「PowerShot G1 X」が発売されました。
アメリカ・ヨーロッパでは1月9日、日本でも2月7日に発表されていましたが、ようやく発売に。
「PowerShot G1 X」は、コンパクトカメラの筐体に1.5型のCMOSセンサーを搭載しています。
この1.5型はフォーサーズ規格よりも一回り大きく、高さはAPS-Cサイズに迫るほど。
高級コンパクトカメラに搭載されている1/2.3型に比べると、面積比で約6.3倍にもなります。
文章では判りにくいので、米国キヤノンのサイトにある比較図を載せてみましたが、一目瞭然。
このセンサーの大きさが判ると思います。

この大型センサーの有効画素数は、画素ピッチに比較的余裕のある1430万画素。
このことから従来機の「PowerShot G12」に比べ、高感度性能やダイナミックレンジ、解像力など
描写力の向上が期待できます。
このセンサーに画像処理エンジン「DIGIC5」、そして35mm換算で「28-112mm F2.8-5.8」
のレンズを搭載し、キヤノン自ら「コンパクト史上、最高画質完成」と謳っています。
実際幾つかのサンプル画像を見てみても、ボケや階調再現性・解像感など、
その絵はコンパクトカメラとは一線を画し、一眼レフに迫るものさえありました。
ウィークポイントは余り寄れないマクロ機能。 まあこれは、センサーの大型化などで致し方ないかと。
機能優先の無骨なスタイルには賛否がありますが、個人的には「男の道具」的な感じが気に入っています^^
本日帰りにヨドバシカメラで実機に触れてきましたが、金属の重厚な質感と重さが
気合を入れて写真を撮る気にさせる、魅力的なカメラでした。
ところで、カメラメーカーの中では唯一ミラーレスカメラを出していないキヤノンですが、
ミラーレスユーザーの大半がキットレンズしか持っていない(≒レンズ固定式と同じ)ことや、
既存の資産、特にエントリー系一眼レフとの競合や食い合いをしないことを優先した結果が、
このカメラを以って同社のミラーレスに対する現時点での回答なんだと思います。
とはいえこれで終わりとは思えないので、市場での評判がよければ、このカメラをベースにした
レンズ交換式のミラーレスカメラに、本格的に参入することも大いに考えられます。
そしてその時、エントリー系一眼レフ(Kiss)の運命がどうなるかもまた、興味があるところです。
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Tags:#PowerShot G1 X
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